合格者には常識のお薦めの暗記法3
合格者には非常識のお薦めの暗記法
常識ではなく非常識です。(あまり知られていない方法を紹介いたします)
→→「楽しくイメージしながら五感・感情を使って覚える」
ウェルズのプロ家庭教師の方から聞いた話です。
人の記憶は良き思いでと悪き思い出とで思い出す割合に法則性がある。・・・・・・
「皆さんは過去の思い出を30分間でどれだけ思い出せますか?」とそんな調査を名古屋大学が行ったそうです。その調査は日本とアメリカで2500名を対象としたもので、その結果としてはとても興味深い結果がでたとのことでした。
思い出を記憶と置き換え説明すると、その内容は人間は頭の中に残っている記憶で、楽しい記憶、辛い記憶、どっちでもない記憶の比率は6:3:1の関係になっているとのことで、結論として、楽しい記憶は頭に入りやすく、忘れにくい。辛い記憶は頭に入りにくいし、忘れやすいということが導き出せたとのことです。これはなかなかすごい情報です。
実際この家庭教師の方の持論が「勉強は楽しくやる」、「楽しくやるから覚えるのも早い」し「楽しいから忘れづらい」で、持論を実践し指導中の会員には喜んでもらっています。
これらのことから判断する場合、勉強する(暗記する)場合、楽しい気持ちを持てるようにしたほうが効率がよいのです。でも、毎日つらい受験勉強で、「楽しい気持ちになんかならない」、真剣にやっているから「楽しいと感じない」なんて人がいるかもしれませんが、だまされたと思って是非気持ちだけでも「楽しい」と思って(自分に言い聞かせて)やってみてください。
「これも出来る」、「これも覚えた」と自分に言い聞かせるように前向きに勉強した方が、これもできない、むずかしいと後ろ向きに勉強するより、はるかに効率的に頭に入っていくということです。まさに目からうろこです。
もう一つ注目してもらいたいのが、6:3:1の3の部分です。少なくとも覚えている記憶(覚えやすい記憶)、忘れづらい記憶は、1番,楽しい記憶。2番,辛い記憶。3番,どっちでもない記憶。の順で、楽しい記憶は辛い記憶の2倍、どっちでもない記憶のなんと6倍。辛い記憶でも、どっちでもない記憶の3倍はあるということに注目してください。
つまりものを覚える場合、楽しくやるのが一番であることは言うまでもないことですが、気持ちも込めず、だらだらと覚えるのは最悪で全く非効率であることは明かです。だらだら覚えたものは記憶としてもだらだらとした記憶として脳に仕舞われ、その希薄な情報は思い出すのも一苦労です。
仮に、でもやっぱり勉強を「楽しくは出来ない」、勉強を「楽しい」とは思えないという方がおられたら、「悲しい」、「怖い」、「痛い」、「気持ち悪い」、「寒い」、「苦い」など覚える物事に、辛い感情、いやなイメージを付加して覚えてみてください。具体的に「悲しい」、「怖い」、「痛い」、「気持ち悪い」、「寒い」、「苦い」昔の思い出のイメージを物事にかぶせてください。復習で思い出しづらい場合、その辛い・いやなイメージを考えると思い出しただけでイメージとともに物事を思い出すことが出来ると思います。だらだら覚えるより、少なくとも3倍の効果があるのですから。よかったらやってみてください。
でも大多数の人は「楽しく」覚えるほうを選びますよね。また、辛い・いやなイメージを付加する場合、ケースによっては突拍子もないイメージが、奇抜、滑稽に感じ、なぜが楽しく感じてしまうかもしれません。結局楽しく覚えることになってしまうかもしれません。
ですから、ものを覚えようとする場合、「楽しくイメージしながら五感・感情を使って覚える」のが良いのです。