受験指導のプロがそっと教えるテクニック 5

難しい問題の対処方法

難しい問題が自分の前に立ちふさがったときの対処方法について

どんな人にでも苦手な教科、相性の悪い問題の一つや二つはあります。
「合格する」ことを考えた場合、不得意、苦手、相性が悪いからと言って避けて通ることは出来ません。また、逃げては決していけません。

早慶上理(早稲田・慶應・上智・東京理科)に合格した人は、その不得意、苦手、相性が悪いを克服してきた人達だということを理解してください。

絶対克服! 教科の不得意・苦手と相性合わせ

では、教材を進めているとき、苦手な問題、手も足も出ない問題にぶっかったときはどうしたらよいでしょうか?もちろん逃げられません。ではどうするか?・・・・・・

誰もが成功できる方法

手も足も出ない問題に対する方法としてトンネル工事(洞窟を貫通させる)を例えに説明

【最初の一歩】
あなたの目の前にとても堅そうな岩山がぞびえております。その岩山を迂回して移動するには大変な時間がかかります。また非常に危険な場所なので、それを乗り越え向こう側に行くのに必要なトンネルを掘ることになりました。

現代風のシールド工法(他力)で削り進む方法ではなく、昔ながらのノミ・つるはし・鍬くわ・ハンマーなど(自力)で削るしか方法はありません。

目の前の大きな岩が簡単に削れるとは、どう考えても思えませんが、やるしかありません。意を決し、「当たって砕けろ!」と挑戦を開始。

しかし、鍬はもちろんのこと、つるはしでおもいっきりたたいても、ただただ跳ね返されるだけで岩山はびくともしれません。岩山の堅さがつるはしから伝わり、手がしびれます。つるはしを握る手はガクガクして力が入りません。残された方法は、ノミとハンマーで少しずつ削っていく方法しかありません。さすがにこの方法だとほんの少しずつではありますが削ることが可能です。↴

【着実な一歩】
ですが岩山は1センチほどしか削れていないようです。こんな調子では岩山をくり抜く(完遂する、ゴールにたどり着く)ためにはどれほどの作業が繰り返し必要なのかと考えると、気が遠くなり、ついつい弱音をはいてしまいます。↴

早稲田大、慶応大、上智大、理科大 合格【知る、知らないでは大違いのテクニック】

【成否を分ける一歩】
ここが踏ん張りどころです。あなたは何度も何度も思いを新たにし、くじけず、負けず、根気よく、自分の力と可能性を信じ作業をやり続けました。↴

【コツをつかむ一歩】
作業を続けていると最初は不慣れだったノミ、カナズチの使い方にも大夫慣れ、疲れないための力加減のコツも段々と分かってきました。慣れとは大切なもので最初、3時間かかっていた削るペースが、気づくと15分で出来るようになっています。時間もかかりませんので気力も長持ちします。↴

【ゴールが見え始める一歩】
掘る手順、段取りでは、最初は目の前の岩をノミの太さぐらいの細い穴を深く削り、そしてある程度穴が、深くなったら穴の周りの岩を削り、最後は人が通れるほどの穴に広げます。

それから更に、一歩進んで、目の前の穴をノミの太さぐらいの細い穴を深く削り、穴の周りの岩を人が通れるほどの穴に広げるという作業を延々繰り返します。そのように延々と掘り進んでいると、岩山が貫通するその時がやってきます。貫通したら何度でも繰り返し、完璧なトンネルに仕上げてください。出来たら大型バスでも通れるような完全舗装の立派なトンネルに仕上げてください。せっかく貫通したのですからこの際、良い意味での欲をかきましょう。そこがゴールです。

苦手克服の王道

ここで学んでほしいことは、

1.どんな不得意、苦手、相性が悪いでも、必ずいつかは克服できる。

2.どんな不得意、苦手、相性が悪いでも、最初に小さな手がかり、成果を作れば、後はそれを大きくするだけである。

3.どんな不得意、苦手、相性が悪いでも、貫通後に何度も繰り返し、完璧な状態に仕上げれば完璧です。

4.最後に、どんな不得意、苦手、相性が悪いでも、貫通させてしまえば、あたなにとって難しい問題ではなくなり、いついかなるときも完答出来る常識問題となっています。


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