早慶上理合格に必要なこと
早稲田・慶應・上智・東京理科大を本気で目指す人のために、重複を省き要点を一本化しました。今日から実行できる行動指針として使ってください。
1. 志望校をまず確定する(動機づけの源泉)
- 本当に行きたい大学を一つ選び、進学の意義を言語化する。 例)なぜ早稲田なのか/慶應が自分の将来にどう関わるか/上智に行く理由は何か/理科大で何を学び目標にどう結びつけるか。
- 偏差値や判定だけで志望を下げない。下げるのはいつでもできるが、上げるのは現実的に難しい。
- 自分に宣言する。「合格する」。強い決意が学習の推進力になる。
2. 教材をやり尽くす(完璧な教科をつくる)
- 机に手持ち教材(教科書含む)をすべて並べ、受験に使うものだけ残す。
- 1教科・1分野・1冊を決めて、同一教材を3〜5回転以上繰り返し、穴をゼロにする。 1回目より2回目、3回目と所要時間は短くなる(不確実な箇所に絞るため)。
- 1冊を制覇したら次の1冊へ。同一教科・分野で5冊以上を完璧にできれば、その領域で確実に戦える。
- 目標:1〜2教科は「誰にも負けない」レベルまで仕上げる(他教科の底上げにも効く)。
- 見える化:やり切った参考書・問題集、使い切った文具を視界に置き、停滞時の支えにする。
参考:数学チャート式の選び方
- 苦手なら白→黄を完璧に。黄の完成で十分に戦えるケースが多い。青・赤は余力があれば。
3. 学習成果の式で設計する
学習の成果 = 学習時間 × 学習の方法・効率 × 目的意識・やる気
- どれか一つがゼロなら成果はゼロ。まず「方法・効率」を改善する。
- 方法が良くなると手応えが生まれ、やる気も上がり、同じ時間でも成果は2〜3倍化する。
- 気が乗らない日は「まず着手」。動き出せばエンジンはかかる。
4. 妥協しない自己監査(毎日の合格判定)
- その日の理解が不確実なら「合格」判定を出さない。眠い・遅れているを言い訳に先へ進まない。
- 調子が良い日ほど自分を疑う。「不調でも同じ精度で解けるか?」を自問。
- 一期一会の学習観:今日出会った内容は今日のうちに確実化する。
毎日のチェックリスト
- 今の方法・ペースで本番に間に合うか。
- 今日学習した内容の理解度は何%か(数値で)。
- 明日の復習対象は何か(具体的なページ・設問番号)。
5. 実行ルール(回転学習の型)
- 着手前に範囲・時間・到達基準を宣言(例:設問1〜30を45分で正答率90%)。
- 解いたら即採点し、×/△を優先復習。
- 回転ごとに到達基準を引き上げる(時間短縮・満点化)。
- 3〜5回転で穴が消えたら次の教材へ。以前の教材は週1で総点検。
- 週末に「理解度マップ」を更新(単元ごとに◎◯△×)。
6. ありがちな落とし穴と対処
- 参考書ジプシー:新規投入は「既存1冊の完全制覇後」に限定。
- 計画倒れ:余白を前提にした計画(リカバリー日)を週内に確保。
- 自己流固着:成果の式に立ち戻り、方法(解き方・復習間隔・記録法)を毎週見直す。
7. 今日からのミニアクション
- 志望理由200字×志望校名で各1本。
- 手持ち教材の棚卸しと「第1周回」開始。
- 学習ログの見える化(チェック表/付箋/達成リスト)。
- 毎晩の「就寝前暗記」+翌朝10分確認を習慣化。
合格は「正しい方法を、十分な量で、止めずに続ける」ことの総和です。志望を確定し、教材をやり尽くし、日々の自己監査で妥協を排除する。この型で、早慶上理に到達しましょう。