模擬試験の結果に一喜一憂しない
模試は合否を決める場ではなく、現時点の実力診断ツール。数字に振り回されず、弱点発見と次の行動に変換することだけに集中します。現役生の力は入試前日まで伸びます。結果ではなく、改善サイクルを回しましょう。
模試の使い方(当日〜48時間)
- 当日中に5項目をメモする:できた/できない、ミスの種類、時間配分、根拠の有無、体調・環境。
- 48時間以内に全教科の解き直し:満点解答を自力で再現できるまで。根拠を1行で書き添える。
- 弱点つぶし計画に落とす:単元名・教材名・回数・日付を決め、次回模試までに実行。
見るべき指標
・偏差値ではなく、弱点件数、ケアレスミス数、制限時間オーバー問題数、根拠あり解答率。
・各指標を模試ごとに減らせているかを確認。
メンタル運用
・高偏差値に浮かれない。やることリストがゼロかどうかだけを見る。
・低偏差値で落ち込まない。原因メモが具体的なら前進。次回の課題が明確=伸びしろ。
模試がめんどくさい(実は怖い)人へ
・小さく慣れる:自宅で本番時刻通り→校内模試→外部模試の順に段階化。
・手順を固定:会場到着時刻、着席後の深呼吸、名前記入→第1問開始までを毎回同じに。
・終わったら即ご褒美を設定し、億劫さを相殺。
結論
模試は次の学習内容を決めるための材料に過ぎません。合格への強い意思を軸に、結果→原因→対策→実行のループを淡々と回してください。