本番で上がらないための簡単で効果的な方法

入試当日に実力を出し切るコツは、当日だけの魔法ではなく「当日すぐ効く動作」+「事前に慣らす練習」のセットです。以下の3つだけ実行してください。

方法その1 深呼吸(吐いてから吸う)

緊張で心拍が上がったら、まず息を吐き切ることから始めます。

やり方

  • 口をすぼめ、8〜10秒かけてゆっくり吐き切る(お腹をへこますイメージ)
  • 力を抜いて4〜5秒かけて自然に吸う(お腹がふくらむ腹式呼吸)
  • これを3〜5サイクル。姿勢は背すじを軽く伸ばし、肩の力を抜く ポイント
  • 「吐く長さ>吸う長さ」を守る
  • 息を吐きながら肩・眉間の力を意識的に抜く
  • 問題開始前・科目間・見直し前にルーティン化する

方法その2 模試で「本番の空気」に慣れる

人は“慣れ”で緊張をコントロールできます。模試を使って、本番と同じ行動を何度もリハーサルしましょう。

実践メニュー

  • 会場到着時刻・座席での準備・開始直前の深呼吸を毎回同じ手順で
  • 配点の高い大問から解く、自分の時間配分を固定して試す
  • 模試後は「何が緊張を上げたか」を1行で記録→次回の対策を1つ決める
  • 直前期は本番時刻に合わせた起床・食事・ウォームアップを再現

方法その3 会場での緊張を“味方”にする

周りが賢そうに見えても、それは誰にでも起きる錯覚です。意識を“自分の手順”に戻します。

当日の対処

  • 周囲を見て不安が湧いたら、視線を答案用紙に戻し「深呼吸3回→名前記入→第1問へ」の固定手順へ
  • 直前の詰め込みで焦らない。持参メモは「頻出ミス3つ」だけに絞る
  • 迷いが出たら小声で合図:「今できることから」「次の1問に集中」
  • 参考書を最後まで開いている人は“緊張の表れ”と受け流す
  • 体が固まったら、足首を回す・手を握って開くを各10回で微リセット

この3つを「深呼吸の型」「模試での再現」「会場での固定手順」として日常化すれば、当日の緊張は“集中のスイッチ”に変わります。

受付時間 10:00~18:00
(土日祝日、年末年始、夏季休業日を除く)
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